また主任に呼ばれた
「退職の件、どうですか？」
ストレートに聞いてくるから
こちらもストレートに聞いた
「主任さん、私に何か報告する
話は無いですか？」
主任は不思議な顔をしていた
そう
同僚が私より先に辞める話を
出さずして
今後の話はできない
ヒントを言うと
主任は渋々と話し始めた
もう異動の届けを出して
受理されて
退職の日まで決まっているなら
もう話す事は無い
主任に
「私は残ります」と一言
主任は安堵の笑顔を見せた
これでいい
身体はしんどいけど‥‥
引き留めてくれる人がいる幸せを
噛み締めよう
次の勤務日
彼女が不運にも
足を骨折したと
聞いた
主人に話すと
「お前の怨念は
凄いな～」と
私はね
人を恨むなんて
しないよ
見くびらないで💢
