Mrs.-windlessの日記

ありのままに

229 羨ましいの?

いつの事か忘れた

夢か現実かも分からない

私の目の前に大きな顔が現れた

 

髪は茶髪で少しくせっ毛

肩くらいの長さ

怒ってるのか笑ってるのか

分からない

多分 真顔

不思議なのは口の産毛が

たくさん生えてる

その人は主人の下の妹

名前は治子(はるこ)さん

 

義母が亡くなって

初めてのお正月

兄弟が連れ合いを連れて

久しぶりに集まった

 

ふと見ると

外から中を覗く女性が!

「誰か来たよ~」と私

一斉に窓の方を皆で見るが

誰もいない

「道路を歩いてる人?」

「違うよ、窓から中を見てた」

そっか〜

他の人には見えないんだ

 

 

その後そっと義父に尋ねた

義父は違うと言い張ったが

やっと話してくれた

 

義妹の下に生まれる事なく

亡くなった子がいた

主人も義兄も義妹も

誰も知らなかった

墓誌にも名前は無かった

 

36年も前の話である

 

今回の息子の件で

赤ちゃんが出てきた

親族だとHさんが言う

 

私が見た女性の事を伝えると

それだ!と‥‥

ゾワゾワする

 

何で叔母にあたる人が

息子に取り憑くの?

 

Hさん曰く

「羨ましかったんだね~」

 

あるいは

「おい、しっかりしろ!」と

激励なのかな?

 

こんな世界にいる治子さん

治子さんって名前

何で私は知ってるの?