2022/1/18
我が家に3体の人形がある
2体は可愛らしく
レースで飾ってある
すべて完成している
もう1体は顔が片眼だけである
タオル地でできている手作り品である
それを作ったのは義母
肺がんで闘病中に同室の人から
教えて貰っていた
見舞いに行くと
だんだん人の形に
なって行くのが分かった
義母は手芸などする人では無かった
早朝から畑で一仕事をしてから
車の部品の検品のパートに出かけてた
肺がんは余命半年と宣告されたが
2年近く頑張ってくれた
その片眼の人形を
供養する気持ちになった
形見分けした洋服を
処分する気持ちになった
理由は我が家に少なからず
霊障が起こっていたから
「あの世でお母様に続きを作って
貰いましょう」
と、知り合いの霊能者に言われて
決心した
ネットで調べて一番近い神社を見つけた
主人と下見がてら見に行ってきた
鎮守の森の中に堂々たる社
初めて行ったその神社は素晴らしかった
手水舎には花が散りばめてあり
近所の人らしき参拝者が
何人も訪れていた
犬の散歩をしながらの参拝者もいた
残念ながら人形供養は
2/4以降との事で預かっては貰えなかった
後日、お願いする事になった
義母が亡くなってから35年
片眼の人形を見て見ぬふりをしてた
主人の他の兄弟は
人形の事は知らないらしい
あの世でもう1つの眼を
入れて貰いたかったが
義母は人形の事は
すっかり忘れてしまっていた
と、霊能者さんが教えてくれた
手水舎はたくさんの読み方がある