ある日の仕事中
95歳になる女性利用者の
トイレ介助で
サークル歩行器を使った
いつも同じ歩行器
ただ最近は
筋力が弱くなり
2人介助の時もあった
それも人手がある時だけ
いつも通りにトイレに向う
ただいつもと違ったのは
目の前に
トイレの入口から
出て来る人がいた
私の右手は利用者の
ズボンの後ろをガッツリ掴み
左手はサークル歩行器を
ガッツリ掴んでいた
出て来る利用者に
お先にどうぞと声をかけたが
何を間違えたか
真正面で対面してしまった
すると
あら〜〜〜
私の利用者が
両手を離してしまい
右側の体を下にして
床に伏してしまった
でも
ズボンを掴んだ右手は
離さなかった
宙ぶらりんのまま
ゆっくり降ろした
介護福祉士になって20年
初めて起こした事故
すぐにナースを呼んだ
ナースと2人で
利用者の体を調べた
どこにもあざや傷は
無かった💧
その後利用者は
普通に過ごして帰った
私は帰宅しても
頭からその事が離れなかった
本当に心配した
高齢者だから
夜に急変したら‥‥と
ずっと考えていた
幸い次の日も
何も体調の変化は無かった
その事故の件は
他の職員にも伝わった
共有すべき事故だから
仕方のない事だけど
◯◯さん(私)が
◯◯さん(利用者)を
転がした(笑)
事実だから仕方ないけど
あまりにもふざけてる
悲しくなった
吹聴したのは
私の子供くらいの年齢の人
うちの職場のレベル疑うわ💢
前から
サークル歩行器は危ないと
思っていたのに
利用者の
膝が笑う事があったのに
何人かの職員同士で
情報交換していたのに
ハインリッヒの法則を
完全に忘れていた💦
「ハインリッヒの法則」とは、労働災害の分野でよく知られている、事故の発生についての経験則。 1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常、いわゆるヒヤリハット(ヒヤリとしたりハッとしたりする危険な状態)が隠れているというもの。
Always keep your mind as open as when you began.
つまり
「初心忘るべからず」