Mrs.-windlessの日記

ありのままに

187 救急車呼ぶ

ただいま彼岸の真っ只中

主人と一緒に主人の実家へ

ふと見ると

庭に置いた大きな椅子に

のけぞるように座り

顔は空に向け

顎を突き出し

よだれをたらしている人が‥‥

   おばさん?

ほとんど置き物のように見える

動かない💦

大きな声で呼びかけると

反応あり

目は開いたが焦点は合わない

やっぱりおばさんだった

 

あ〜こんな日が来てしまったか

 

日が照りつける庭で

このまま放置できないし

娘を呼びに家に行くが 

    留守

もうね、呼ぶしか無いよ

 

   119番通報

 

待つ間、呼吸はしていたので

濡れタオルを首にかけた

救急車が出払い中なのだろう

消防車🚒が来た

 

【 住所、氏名、生年月日 】

認知症と思われるので答えは無し

【 何でここにいる 】

いつも庭の青い柿やら草を

食べていますと主人が答えた

 

自宅は目の前だが

保護する人は留守

しかもおばさんは認知症

消防隊は警察を呼んだ

身元不明者扱い

しばらくして救急車も到着

 

凄い 3台オンパレード

 

近所の人もたくさん集まって

実家の庭には何人いたんだろう?

 

しばらくして

おばさんは自宅に帰る事に

理由①怪我をしていない

理由②病院へは行かないと言う

理由③支援センターから相談員が来     て自宅でケアを行う

 

近所の人も納得して

お開きになった

そこで話した初老の御婦人は

包括支援センターに

以前から通報していたらしい

相談員の名刺も持っていた

一般人なのに(福祉関係じゃなく)

気にしてくれた事が嬉しかった

「うちの前だから話は丸聞こえ

 いつか事件が起きると思ってた」

「デイを勧めたけど、お金が無い

 と言ってたわ」との事

 

娘から

さすがにお礼か謝罪か

あると思っていたが

 

一切無しだった

 

今朝のおばさんちは

雨戸がピシッと締まったままだった